ルテイン

ルテインはカロチノイド‐色素化合物‐のひとつで、ほうれん草やケール、ブロッコリーのような緑葉野菜に見られます。
ルテインはまた卵やとうもろこしにも存在します。
ルテインは酸化防止剤で、細胞内に起こるまたは細胞損傷の一因となりえる有害な活性酸素を減少させるのを助けます。ルテインはまた目に見える光線から細胞を損傷する高エネルギ ーの青色光をフィルターにかけたり、吸収します。

これらの保護的特質により、ルテインは太陽光線や酸化ストレスから植物細胞を保護する
ことができます。同様の特質は、目の網膜、皮膚、他の器官、組織にある人体細胞を同じ ように損傷を与える要因から保護するでしょう。
これらの独自の特質を考慮に入れると、300 以上の論評の対象となる研究が、目や皮膚、心 臓の健康、多種の癌、免疫疾患、糖尿病に対するルテインの効果と結び付けられてきました。特にルテインは、アメリカ人高齢者にみられる視力低下の主要因であり老化と関連し た黄斑変性症の危険性の減少と関連してきました。
フローラ GLO ブランドのルテイン
1994 年、特許過程を経てフローラ GLO ブランドのルテインは野菜や卵に見られるものと 全く同様のルテインを製造しました。その精製過程は米国、日本、オーストラリア、ニュ
ージーランド、欧州連合、ドイツ、イスラエル、メキシコにおいて特許により保護されて います。

出版された評論対象となる300以上のフローラGLOブランドルテインに関する研究は、目、 肌、心臓だけではなく多種の癌、免疫システム、糖尿病におけるルテインの持つ有望な健康への利点を証明してきました。それはもっとも入手可能な、研究されてきた成分のひと つです。
フローラ GLO ルテインのみが、ほうれん草やケール、ブロッコリー、芽キャベツ、卵のよ うな天然に食品内に見られるルテインと化学的に同等です。それゆえ身体に急速に吸収さ れます。 フローラ GLO ルテインの製造業者は結晶したルテインを精製するために、特許ある精製過 程を用います。この精製過程の結果、フローラ GLO ルテインは緑葉野菜や卵に見られるも のと同様のルテインの形態をし、それは体内で活動的です。
ルテインエスターを含む製品 は、ルテインを含む製品とは異なります。
目の健康

多くの人間を対象にした臨床科学研究は、ルテインは目、より細かく言えば、黄斑とレン
ズ内に蓄積されることが証明されてきました。
よって多くの研究者は、老化と関連した黄斑の退化と白内障の危険性を減らす際に、ルテインが果たす重要な役割を示唆するように なりました。
黄斑は網膜の中心、レンズのまさしく裏側にあります。
その小さな範囲は、何億もの細胞で成り立ち、物体をはっきりと読んだり、見るのに必要である視覚を作るのを助けています。
科学者は一般的に黄斑色素が網膜を守ると考えます。黄斑色素の濃度は目の健康基準を測
るのに使われてきました。研究はルテインと共存するゼアキサンチン分子が黄斑にみられ る主な酸化防止色素だと示しています。
論評対象となる専門科学雑誌にあるいくつかの研究は、ルテイン補充または緑葉野菜の消 費における黄斑色素濃度の著しい増加を証明しています。
更なる研究は、健康な黄斑は米国と他の先進国の高齢者の失明の主な原因である加齢黄斑 変性症の危険性を減らす重要な役割を果たすことを証明しています。
研究はルテインの消費を増やせば白内障の危険性が減るという概念に対し強い証拠を与え
ています。これはルテインとゼアキサンチンが、人間の接眼レンズに見られる唯一のカロ チノイドであるという発見によって支持されています。
肌の健康

新たな研究はルテインの酸化防止作用は肌の健康にもプラスの効果を持つことを支持しています。
フォトマディスンのハーバード大学ウェルマン研究所の研究は、ルテインが皮膚に対する紫外線放射のマイナスの影響を減少させる可能性を示しました。
ルテインは数年にわたり目の健康に良いものとして広く認識されてきました。
しかし我々のデータは、ル テインが UVB に誘発されたフォトダメージに対し皮膚を保護することを証明し、ルテイン が総合的な肌の健康にとって重要な成分であるという見解を確証しました。”
別の研究では、研究者はフォトダメージに誘発された UV-A と UV-B におけるルテインの 影響を調査し、ルテインが酸化的損傷から皮膚を保護するのを助けるかもしれないという こと発見しました。
ルテインはまた、皮膚の細胞損傷の源である長い波長の青色光を吸収します。短い波長の 紫外線光‐皮膚の上層を貫く‐と異なり、青色光は皮膚の深くにまで貫通します。
2002 年の研究(Morganti, et al; Intl J Cosmet Sci, Dec. 2002; 1467-2494)は、ルテイン が他の酸化防止剤と一緒に経口投与されると、人間の皮膚の水分レベルの改善を導くこと を示唆しました。
心臓の健康
ロサンジェルスにある、南カリフォルニア大学とカリフォルニア大学の研究者は、ルテイ ンが心疾患の危険性を減らすのを助けると考えます。
Circulation という雑誌に最近記載された記事はアテローム性動脈硬化の進行に対するルテインの影響を述べています。
アテローム性動脈硬化は、心疾患の主な原因である蓄積された脂肪血小板により動脈壁が厚くなることです。
研究者は 3 つの異なる研究を行い、血清ルテインの量が動脈壁を厚くさせる ことに影響を与えることを発見しました。
血清ルテイン値が高ければ、それだけ動脈壁の厚さは薄くなり、それは心疾患と戦うのに望ましいことです。
補足的研究はまた、治療開 始時に血清ルテイン値が高い場合、18 ヶ月に渡り動脈壁の厚みの進行が減少したこと関連 していたことも発見しました。